抗うこと
いつからだろう、抗うことをやめた
わたしにとって、震災は大きなイベントだったよね…価値観、大切なもの、全てぶち壊した
理不尽なことだらけだった、福島から遠く離れた埼玉の空、あれだけ美しいと思った桜でさえ、悲しくわたしの目には映ったからね
震災がなくてもいろんな事があった人生だ
あまり語ってこなかったが、二度流産している
あの時も、あの時も、ちゃんと深く傷つき、向き合い、落ちて、浮上した
味わい尽くした悲しみもまた、抗う事なく受け入れ、わたしを形成している
この世を自由に創り出せる、それもまた真実
けれど、理不尽に打ちのめされる瞬間が在ることも、また真実
そうした時、わたしはどうする?
この、(どうする)が、わたしたちに与えられた選択の自由だ
全てうつろう、この世の全ては幻想なのだから、うつろうものなのだ
喜びも悲しみも同じくらいうつろう、留まることなどあり得ない
だから、安心して抗わない
風に吹かれるなら、吹かれたらいい
雨に打たれるなら、打たれればいい
今、この時に起こることへの意味づけは、己自身が決めればいい
そう、みーの神さんが言うてますw
草や花のように、ただそこに在る、そうありたいと思うわたしの根底にあるものは受容だ
流産から何年も経ったある日
ある人に、あなたは三人家族じゃないでしょ、五人家族だ
そう言われたことがある
ふふふ
そうね、わたしはずっと、お空へ還ったあの子たちと共にいたと思っているからね
ほらね、抗わなくても、受け入れ、愛を形成できているでしょ