311〜Vol.3
頻発した余震
数もすごかったが、地鳴りがするたび生きた心地がしない
ぐちゃぐちゃの室内、水も出ない
こんな経験は生まれて初めてだ
どうしたものか・・・
夫が職場が心配だと行ってしまい、不安
どこでどう過ごすか思案していたら、向かいのおじさんが町の避難所が開設された事を教えてくれた
行くと、人でごった返している
とても入れない・・・
町の運動場の駐車場にひとまず移動した
(一夜のつもりでいた)
夫からメール、職場に来い、食べ物も毛布もある
夫の職場の体育館に行くと、そこもたくさん人が集まっていた
公式に避難所ではなかったが、ここのスタッフには、本当に世話になった
食事・寝る場所・トイレの水の世話
子ども達の心のケアまで
思い出して泣くこともずっと無かったのだが・・・彼らへの感謝で胸が苦しくなる
彼らもまた、被災している
冷たい体育館で経験する余震は、それはそれは恐ろしい
天井が壁が崩れ落ちてきそうな音と揺れ
そのたび上がる悲鳴と、泣きだす子ども達
とてもじゃないが眠れない
そして・・・ヘリの、音
わたしたちは、原発が近くにある地域に住んでいながら、この地震が、そこに繋がるとは全く思っていなかったのだ
明日がくる
こうしているうちにも明日が来てしまう
続